加圧成形分割インバート
優れた強度と耐久性を持ちながらも重量が軽く取扱いが容易です。
加圧成形分割インバートとは
従来、下水道マンホール内のインバート施工は内径φ900以下の狭いスペース内での作業が多く、技術的に難しく流水のあるマンホール内の施工や既設マンホール内のインバート補修作業が増え、水替えや養生時間を短縮すべく、速乾性の材料を使用するために工事費用が高騰し、しかも速乾性セメントの硬化時間が、気温、湿度、水温に影響されるため品質管理するのが困難でありました。
これに対し、インバートR部分をマンホール口から出し入れできる大きさに分割し、狭いスペースでの作業性も考慮し軽量化しました。本製品をマンホール内に並べ周囲にコンクリートを打設し、製品どうしのジョイント部は樹脂系の材料を充填仕上げする施工方法で従来の問題であった水替え、養生時間の短縮、品質管理が容易になります。
加圧成形分割インバートの特長
- 特殊セメントを加圧脱水成形するため、モルタルと比べ2倍ほどの圧縮強度があります。
- 高加圧脱水成形し熱養生するため、気泡部が極めて少なく水分が通りにくく悪水質の影響を受ません。
- 製品重量が軽く狭いスペースでの取扱いが容易です。
- 製品の厚みを14mm程度と薄くしているので、現場での加工が容易です。
- 分割式なので管路の進入角度に細かく対応することが、出来ます。
- 従来のインバート仕上げでは品質にバラツキがあり品質管理等が困難でしたが、インバートブロックを使用する事により品質管理が容易になります。
種類
φ200
φ250
こんなところにおすすめします!
インバートに関する高い技術が必要でなく、簡単に施工が出来ます。
- 既設人孔内インバート改修
- 合流人孔のインバート
- 本管段差が多い所
- 工場排水等の多い地域
- 洗管作業の間近の現場
- インバート業者が少ない地域
性 能
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内径φ900人孔組合せ参考表
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加圧成形分割インバートとは
マンホール内の浸入水を止水する。
(管口仕上げ・直壁目地仕上げ)
止水及び仕上げをした後、マンホール内の水を切る。
(管渠内からの水がある場合は、閉塞工又は止水栓で水を止める)
水を切った後コンクリートを打設する。
(下流管底より30〜50mm控えて打設)
管進入角度に合わせて部材を組み合わせ加工し、調整モルタルで角度及び勾配を調整し部材を固定する。
(ジョイント部に関しては、エポキシパテ等でシール仕上げする)
部材設置硬化終了後、インバートの天場部分はコンクリートモルタルで仕上げ完了とする。
完了